「字」を書こう!書くことのメリットがスゴい!
平均的な大人は6週間文字を書かずに過ごしていると判明―英調査
英オンライン文具ショップDocmailが2000人の成人を対象に行った調査
大人が自分の手で文字を書かずに過ごす期間は、平均41日間、約6週間に及ぶことがわかった。また、大人の3人に1人は、6ヶ月以上の間「ちゃんとした文書を書く機会がなかった」と答えており、メモなどを除くと、手紙や書類など手書きで書く機会が激減していることが判明。自分の書いた文字が人の目に触れることが少ないため字もヘタになってきていて、3分の1の人は、自分が書いた文字が汚くて読めなかった経験があると認めたという。
字を書かないとどうなる?
脳活動が低下してしまう
パソコン等での作業に慣れきってしまうと、脳の活動が低下してしまうことはよく知られています。ひどくなると痴呆症のような症状になります。
キーボード入力は、短時間で大量の文字が打てるため、とても効率的です。でも、手書きを止めてしまうのは、字を忘れるだけでなく、脳も刺激されなくなってしまいます。実際に鉛筆やペンで紙に「書く」ことは、物覚えや思考の手助けとなります。
漢字が書けなくなる
パソコンばかり使っていると、漢字が書けなくなるという経験は多くの人が 持っているはず。これは頭頂葉疾患に近い空間失書の例で、文筆業をしている人でさえも、キーボードばかりで文章を作成しているとごく簡単な字が書けなく なったという例もある程です。ブラインドタッチという言葉が示すように、空間的なコントロールを介さない慢性的な指の単純運動が原因と考えられています。 最初の一文字の位置が決められなかったり、紙面に文字が入りきらなかったりしたら要注意です。
字を「書く」という行為のメリット
・記憶力維持、向上
・思考力維持、向上
・想像力維持、向上
・集中力が身につく
・老化防止
集中力が身につく
文字を書くときには、指先を繊細に動かすために、脳はとても集中します。
日本語には漢字やひらがななど多くの種類の文字があります。
そしてハネ、トメ、ハライ……とても細かい技を必要とします。そのために指先を繊細に動かすことが必要となります。その繊細な作業が脳に良い影響を与えてくれます。
自分の字を見ることで、その時の気分を思い出すことができる。
人間の感情は喜怒哀楽が一瞬のうちに奔流のように流れていて、一時の感情に流されてしまいがち。振り返ることで、冷静に自分を見つめられるようになります。
記録を残しておけば、その頃書いた気持ちや環境のことなどが、自らの文字とともに自然と想起することができます。その記録の中から、新たな自分の考え方や行動パターンなどの発見を得ることができることもあります。
「書く」ことを習慣にしてみない?
書く物さえあれば今からすぐにでも始められます。
ちょっと記録してみるか、それだけでかまいません。
友人知人へのメッセージも、
メールで済ませるのではなく、
手書きの手紙やメモにするだけでもかまいません。
たったそれだけのことで、
頭脳を鍛えるだけでなく、
ストレスで疲れた脳をほぐすこともできます。
そんな簡単で簡潔で効果的な「書く」という行為を始めてみませんか?