嫉妬は人を狂わせる! 嫉妬の感情を抑えるための方法!
嫉妬、妬みとは
① 好きな人の興味が自分以外の人に向けられたときに感じる感情です。ヤキモチとも言います。
② 自分より優れている人(容姿、能力、財産など)を見ると不快感を感じるうらやましさを抱くことがあります。それが嫉妬です。
なぜ嫉妬してしまうのか
嫉妬の主な原因
- 他人と比較しすぎている
- 自分の価値観にこだわりすぎている
- 理想を求めすぎている
- 勝ち負けにこだわりすぎている
- 執着心が強すぎる
- 自分に自信がなさすぎる
- 劣等感が強すぎる
- 強欲すぎる
嫉妬のメカニズム
劣等感の強い人ほど強い嫉妬を抱く可能性がある
劣等感の強い人ほどその劣等感を抱かせる部分を克服したいという気持ちが強くなります。
たとえば容姿に劣等感を抱いている人はその容姿を改善して、劣等感を克服したいと思います。その思いは劣等感が強いほどに強くなります。
そして劣等感を克服したいという思いが強いほどに嫉妬心も強くなる可能性を秘めています。
どうして劣等感を克服したいという思いが嫉妬心を強くする可能性を秘めているのか?
理由は求める気持ちが強くなっている状態だからです。劣等感を克服するためには、劣等感を克服するなにかが必要です。その何かがあれば劣等感を消し去ることができるからです。だからその何かを求めます。
その何かは、劣等感の原因になっているものによって違います。容姿に劣等感を抱いている人は優れた容姿を求めます。能力に劣等感を抱いている人は優れた能力を求めます。
その求める気持ちは劣等感の強さに比例します。つまり、劣等感が強い人ほど求める気持ちが強いということです。
劣等感が強い人ほど求める気持ちが強いのは当然のことです。劣等感の強くなればなるほど苦しくなるからです。苦しみが増すほどにその苦しみから早く解消されたいという気持ちが強くなります。その気持ちが強くなるほどに切実に劣等感を克服するための何かを求めるようになります。
求める気持ちが嫉妬心のエネルギー源
劣等感の強い人は求める気持ちが強い状態にあります。求めるものは人それぞれです。
走る能力を求めている人もいるし、美貌を求めている人もいます。腕力を求めている人もいるし、財力を求めている人もいます。
その求める気持ちの強さは人それぞれ違います。すごく求めている人もいればたいして求めていない人もいます。
強く求めている人が強い嫉妬をする可能性を常に秘めています。
そんな可能性を秘めた人の前にその人が求めるものを持っている相手が現れたら激しく羨ましさと妬ましさを感じるでしょう。奪い取りたいと思ってしまうくらい羨ましいさと妬ましさを感じるでしょう。それくらいその相手の持っているものを切実に求めているのです。
たとえば、このブログを読んでいる方の中に、子どもの頃、どうしてもほしいものがあった方がいると思います。僕も子どもの頃、どうしてもほしいものがありました。大人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト」です。
どうしてもドラクエが発売日にほしかった。そして友達より先にドラクエを楽しみたかった。
でも、僕は発売日にドラクエを手に入れることはできませんでした。予約していたんですが、お店の手違いで手に入れることができなかったのです。
友達は発売日にドラクエを手に入れました。僕はその友達が羨ましさと妬ましさを覚えました。その友達からドラクエを奪ってプレイしたいさえ思いました。そう思うくらい僕はそれくらいドラクエがプレーしたかったのです。それくらいドラクエがほしかったのです。それくらいドラクエを求めていたのです。
その強く求める気持ちが僕に強い嫉妬心を抱かせたのです。
もし、僕がドラクエになんか興味のない子どもだったら嫉妬なんて抱かなかったでしょう。でも残念ながら僕はゲームが大好きだった。ドラクエが大好きだった。だからドラクエを強く求めていた。
でも手に入れられなった。求める気持ちを満たすことができなかった。だからドラクエを手に入れた友達に激しく嫉妬した。
以上のエピソードから「求める気持ちが嫉妬心のエネルギー源」の意味をわかっていただけたと思います。
基本的に大人になっても嫉妬のメカニズムは変わりません(変わるのは求めるものだけです)。
嫉妬の源は常に求める気持ちです。求める気持ちのない人は嫉妬は抱きません。でも、人は生きている限りなにかを求めます。つまり、人は生きている限り嫉妬をする可能性を秘めているということです。
求めているものの希少価値が高いほど嫉妬心は強くなる
自分が求めているものが入手困難であればあるほど、それを持っている人に対する嫉妬心は強くなります。自分がどれだけ努力しても手に入れられない可能性が高まれば高まるほど嫉妬心は強くなるということです。手に入れられる可能性が絶望的になればなるほど嫉妬心は強くなるということです。
嫉妬し続けてしまうのは、それくらいその嫉妬の対象を求めているから
求めていないものだったら、嫉妬はしません。強く求めるものを相手が持っているから嫉妬し、嫉妬し続けてしまうのです。
僕がドラクエを欲していたとき、ドラクエを持っている人たちすべてに嫉妬していました。その嫉妬心は自分がドラクエを購入するまで続きました(約3週間)。たかがゲームソフトごときで僕は3週間も嫉妬しつづけていたのです。
でも当時の僕はドラクエを心から求めていました。恋人や宝石よりドラクエを求めていました。その求める気持ちは尋常ではないくらい強いものでした。だから手に入らなかったとき、さらに手にいれるまで最低3週間かかるという事実が僕の嫉妬心を強くしました。強く求める気持ち&簡単には手に入れられないが僕の嫉妬心を強くしたのです。
もし、当時、僕が求めるものがドラクエではなく恋人だったら、そして友達が僕の好きな女性と付き合っていたら、僕は友達に対して、激しく嫉妬していたと思います。
もし、僕が求めるものがドラクエではなく音楽の才能だったら、音楽の才能がある人を見つけたら、激しく嫉妬していたと思います。
そしてそれらが手に入る可能性が絶望的になればなるほど嫉妬心は強くなっていったと思います。
求める気持ちが強くなればなるほど嫉妬心は強くなる。
求めるものが手に入れられる可能性が絶望的になればなるほど嫉妬心は強くなる。
以上の2つが嫉妬心を強くする理由です。
なぜ好きな人が自分以外の異性と仲良くしている姿を見ると嫉妬するのか?
自分の中にもその異性と同じように好きな人と仲良くしたい気持ちがあるからです。だから異性と好きな人が仲良くしている姿を見ると嫉妬するのです。
嫉妬する人の中には満たされていない願望がある
嫉妬する人の中には満たされていない願望があります。その願望が満たされていないため他人の持ち物に嫉妬してしまうのです。その満たされていない願望を満たすために他人の持ち物がほしいと思ってしまうのです。
他 の異性と好きな男性が仲良くしている姿を見て、嫉妬する女性の中には好きな男性と仲良くしたいという願望があります。その願望には個人差があります。ある女性は男性と少し仲良くすれば満足してしまいます。でもある女性は一年中仲良くしていても満足できません。同じ女性でも人によっては満足できるレベルに大 きな差があるのです。当然、なかなか満足できない女性のほうが嫉妬しやすいです。
どれだけ好きな男性と仲良くしても満足できない人が女性が求めているもの
それは常に好きな男性と仲良くしている状態です。その状態をどれだけ仲良くしても満足できない女性は求めているのです。そのせいで他の異性と好きな男性が仲良くしている姿を見ていると嫉妬してしまうのです。その他の異性と好きな男性が仲良くしている状況をその女性自身が求めているからです。だから嫉妬してしまうのです。
執着が嫉妬心を際限なく大きくしてしまう
好きな男性とずっと仲良くしていたいという願望を持っている女性はその願望に執着している状態です。その願望が強ければ強いほど執着心も強くなります。執着心が強くなればなるほど好きな男性が他の異性と仲良くしている姿を見る回数が増えます。
結果嫉妬する回数も増えます。嫉妬する回数が増えれば嫉妬心が大きく成長してしまいます。大きく成長した嫉妬心はその人を苛みます。それでもその願望に執着している女性は嫉妬の成長を止めることができません。
求めれば求めるほど人は執着してしまう
人には求めれば求めるほど執着してしまう気質があります。求めるものには執着してしまうだけの魅力があるからです。さらに求めるものは、手に入れられる可能性が絶望的になればなるほどより魅力的に見えてしまう傾向があります。そのためよりその手に入れ難いものに執着してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
人によってはその求めるものに一生執着してしまう人もいます。それくらい求めるものが魅力的に見えてしまうようになる場合もあるのです。
嫉妬とは他人の持ち物に執着している状態
他人の持ち物が魅力的だから自分の求めるものだから執着してしまうのです。執着しているから自分の求めるものを持っている相手と自分を比べて敗北感を感じてしまうときがあるのです。敗北感を感じるから悔しさを感じてしまうのです。劣等感を感じてしまうのです。そんな負の感情が嫉妬をする人の心を苛むのです。
執着しなければそんな苦しい感情に苛まれずにすみます。でも、相手の持ち物に執着してしまっている状態ではその執着状態から抜け出すことはできません。
嫉妬とは何なのか?
相手の持ち物に魅了されてしまっている状態です。さらにできるならそれを自分のものにしたいと思っている状態です。
それが嫉妬の正体なのです。
嫉妬を強く感じているということは相手の持ち物に強い魅力を感じているということなのです。強い魅力を感じているから執着してしまうのです。強い魅力を感じているから手に入れたいと思ってしまうんです。自分のものにしたいと思ってしまうんです。ときには卑劣な方法を使ってでもそれを自分のものにしたいと思うこともあります。それくらい嫉妬は恐ろしいものなのです。
嫉妬とは、
相手の所有物に魅了されている状態、
できるならそれを自分のものにしたいという願望がある状態、
その2つの状態が心の中に存在している状態のことなのです。
他人のものを自分のものにしたいという願望があるから浅ましさを感じて自己嫌悪を感じてしまうのです。そんな願望が嫉妬の中には含まれているから純粋な人ほど嫉妬をしたとき激しい自己嫌悪に苛まれるのです。
嫉妬のデメリット
1、嫉妬をすると自己嫌悪を抱いてしまう
嫉妬をする自分に自己嫌悪を抱きます。嫉妬が醜い、劣った感情だという認識があるからです。自己嫌悪を抱くと自分に対して怒りを感じます。嫉妬を抱くたびに自分に対して怒りを感じます。その怒りはやがて憎しみに変わり、自分を傷つけるようになります。嫉妬するたびに自分を傷つけるようになります。その傷つけ方はどんどんひどくなっていきます。
2、良好な人間関係を築く上で大きな障害となる
嫉妬のせいで他人とのコミュニケーションに支障をきたすことがあります。
嫉妬は人を攻撃的にします。その攻撃性を悪口や陰口、いじわるといった方法で解消しようとする人がいます。そういう陰湿な人は人に避けられる傾向が強いです。相手は自分のことも影では悪口を言っているのではないかと疑いを持つからです。
悪口を言われてよい気持のする人はいません。相手によけいな疑いを持たれる行動は人間関係をぎくしゃくさせます。
嫉妬心のおもむくままに悪口や陰口を言うのは慎んだほうがいいと思います。
3、嫉妬深い女性はアルツハイマー型認知症(AD)発症リスクが高い
スウェーデン・イェーテボリ大学による研究
研究は1968年にスタート。スウェーデン在住の800人の女性(研究開始当時の年齢は38~54歳:平均年齢46歳)を対象に、38年間にわたり追跡調査を行ってきたもの。この間、74年、80年、92年、2005年に中間調査を実施している。
追跡対象者に対しては、神経症的傾向と外向性・内向性のレベルを調べる「アイゼンク(モーズレイ)性格検査」を実施。AD発症の判断は、精神障害 の国際診断基準と個々人の病歴や保健データに沿って行った。
このほか、過去5年間のうちに1カ月以上続く睡眠障害や神経過敏、短気、過緊張などストレス反 応があったかどうかも調べている。
研究結果
38年間の追跡期間中、153人の女性が認知症を発症し、このうち104人がADを発症した。また、ストレス反応の有無や性格検査に基づくデータ とクロスしてみると、
「罪悪感を持ち、怒りや不安、嫉妬、不機嫌」などに陥りやすい「神経症的傾向」で内向的な女性は、最もAD発症リスクが高いことが示 された。該当女性の4分の1がADを発症していたのである。
ソース
嫉妬はわが身に仇をなす アルツハイマー発症リスクが上昇|男の健康|ダイヤモンド・オンライン
嫉妬を気にしなくするためにはどうしたらいい?
1、「嫉妬は誰でも抱く自然な感情である」と心に刻む。
「嫉妬」は喜怒哀楽のような人間らしい感情の一つです。この感情ををなくすことは不可能です。なので、嫉妬という感情を否定するのではなく、自分の中に生じた自然な感情なんだ、だれでも抱くありきたりな感情なんだと自分に言い聞かせましょう。
自然な感情を否定することはつらいことです。食べたいという気持を思い出してください。その気持を抑えてダイエットをしているところをイメージしてください。つらくないですか?普通の人なら誰だって食べたいという気持を抑えるのはつらいです。
その気持は自然な感情だからです。
嫉妬も食べたいという気持と同じ自然な感情です。なので否定しないであげてください。
大事なのは嫉妬した後の行動です。どれだけ自分にとってプラスになる行動をとれるかというほうが嫉妬という感情に固執するより遥かに大事なことです。嫉妬したことにこだわるのではなく、そのあとの行動を大事にしてください。
嫉妬を否定する時間があるなら好きなことをしよう
自然な感情である嫉妬を否定することはただただつらいだけの行為です。そんな非生産的な行為はやめて好きなことをしてください。
好きな音楽を聴いたり、美しい景色を見に行ったり、仲の良い友達と遊びに行ったりなど自分にとってプラスになることに時間とエネルギーを使ってください。趣味だけではなく、適度な運動やストレッチを健康のため、体力維持・向上のためにすることもお勧めです。
とにかく嫉妬を否定する行為はやめて、自分にプラスになることをしてください。
2、自分の欠点に固執しすぎない
自分の欠点に固執するのはやめましょう。欠点にこだわるのは自分の中に執着があるからです。その欠点を克服したいと強く願っている状態です。だからその欠点に執着してしまうのです。
その欠点が克服できるなら問題はありません。自然と嫉妬を抱かないようになっていきます。でもその欠点を克服できない場合は永遠に嫉妬に苦しめられることになります。そうならないためにも欠点にあまり執着しないでください。自分の欠点が克服可能か否かを判断する目を養ってください。その目を養うことができれば気持をすばやく切り替えることができるようになります。
あるいは欠点の克服より自分の長所に目を向けられるようになってください。自分の長所を見ていればその間は欠点を見なくてすみます。
自分の欠点を見る回数が多い人は必然的に嫉妬する回数も多くなります。
自分の欠点を見る癖がついてしまっているからです。その癖があるせいで他人と比較するとき自分の欠点を比較対象に選んでしまうのです。だから劣等感を抱く回数も多くなるのです。嫉妬を抱く回数も多くなるのです。そうならないためにも自分の欠点に固執しすぎるのはやめましょう。
自分の能力や才能を生かせるものに打ち込むことが良い方法
固執しすぎないためには自分の能力や才能を生かせるものに打ち込むことが良い方法だと思います。絵を描くことでもいいし、小説を書くことでもいいし、写真を撮ることでもいいです。なにか自分だけの世界に入り込めるようなものを見つけてください。
オタクだとか根暗だとか他人の評価なんか気にしないでください。自分の好きなことにはとことん夢中になってください。夢中になっていれば人の目なんて気になりません。自分の欠点も目に入らなくなります。
打ち込めるもの、夢中になれるもの、楽しめるもの、あなたにもきっとあるはずです。
自分にできないことをするのではなく、自分のできることを積み重ねていく
劣等感の強い人ほど自分にできないこと、できる可能性が低いことをやろうとします。一気に劣等感を解消したいという気持ちがあるからです。でも、自分にできないこと、できる可能性が低いことをやれば、さらに劣等感を強くしてしまうリスクが高まります。劣等感が強くなれば嫉妬心も強くなってしまいます。
自分のできること、できる可能性が高いことをやれば、成功率が上がります。成功率が高まれば、成功体験が増えます。成功体験は、劣等感を軽減させてくれます。
劣等感を確実に軽減するためにも成功率の高いことをやりましょう。
千里の道も一歩からという言葉があります。劣等感解消もその言葉の意味と同じように一日一日の積み重ねが大事です。慌てずに少しずつ劣等感を軽減していきましょう。劣等感を軽減することができれば、嫉妬する回数も減り、嫉妬心の強さも弱くすることができます。
3、自分は「犠牲者だ」と思うのをやめる
自分が犠牲者だと思うから嫉妬の対象を恨んでしまう。怒りをぶつけようとしてしまう。攻撃的になってしまう。その攻撃性に支配され、悪口や陰口、意地悪、やつあたりなどをしてしまう。自分は被害者なのだからこれくらいの悪口や陰口は許されるんだ。そう思いながらさまざまな攻撃を繰り返し、自分の嫉妬心を解消しようとする。そんな嫉妬解消法を繰り返す可能性が自分が犠牲者だと思う人にはいます。
また自分が犠牲者だと思う人の中には悲劇の主人公だと思ってしまうような人もいます。そういう人は自分は世界中で一番不幸だと思ってしまい自分の殻に閉じこもってしまいます。他人との間に大きな壁を作ってしまいます。壁を作っているのに他人に対して嫉妬してしまい、自己嫌悪を感じ、ますます自分は不幸だと思ってしまう。そんな悲劇の主人公的な悪循環に陥ってしまう。そうならないためにも自分が犠牲者だと思うことはやめたほうがいいと思います。
4、嫉妬という感情をバネに、自信をつけるために努力を重ねる
この感情を良い方向に利用できれば、自分にプラスになります。嫉妬という感情のエネルギーは嫉妬心が強ければ強いほど大きくなります。そのエネルギーを有効に使ってより魅力的な自分になる努力をしてみましょう。
エネルギーは使い方しだいです。たとえば核エネルギー。核は正しい使い方をすれば豊かな社会を築くことができる。でも、間違った使い方をすれば社会に甚大な害を及ぼします。それは嫉妬も同じです。嫉妬を有効利用できるよう少しずつがんばってみましょう。
5、自分の良いところを見るようにする
自己評価が低ければ低いほど嫉妬を抱く可能性が高くなります。自己価値を高めれば嫉妬することが少なくなります。自分自身の欠点ばかり見ている人は自己評価が低くなります。どうして自分の欠点ばかり見てしまうのか?それが習慣になってしまっているからです。だから意識的に自分の美点に目を向ける努力をしてみましょう。それを続けてみましょう。そうすれば美点を見ることが習慣になります。
習慣になれば嫉妬する可能性は今より低くなっているはずです。
6、勝ち負けにこだわり過ぎない
勝ち負けにこだわる人は自分と他人を比較する回数が多くなります。比較する回数が増えれば嫉妬する回数も必然的に多くなります。常に勝つことなど不可能だからです。負けが増えればその分だけ劣等感が強くなります。すぐ解消できる劣等感なら問題ありませんが、中にはなかなか解消できない劣等感を抱いてしまう場合もあります。
そんな劣等感を抱けば、嫉妬する機会が増えてしまいます。劣等感が強ければ強いほど自分より優秀だと思ってしまう相手に出会う機会が増えてしまうからです。
7、ひとつの価値に執着しない
嫉妬深い人は執着心が強いです。1つのことに執着すると、他のことがぼんやりとしか見えなくなってしまいます。そのためその執着したものが一番素晴らしいものに思えてしまいます。執着心のため盲目状態に陥ってしまっているためそれしか見えなくなっているためです。
嫉妬深いと思っている人は一度、冷静になって自分の周りを見回してください。きっと自分の執着しているものより素晴らしいものがあるはずです。自分の周りだけではなく、その素晴らしいものは自分の中にだってあるはずです。嫉妬のせいでそれに気づけないだけなのです。
その自分の中にある、あるいは自分の周りにある、あるいは世界のどこかにあるすばらしいものを見つけてください。誰かの持ち物に執着しているよりそのほうが遥かに自分のためになります。
自分にとって素晴らしいものを見つけてください。世界には他人の持ち物より素晴らしいものがたくさんあります。
自分の価値観に固執しないでください。固執してしまうと固定された価値観の中だけで生きることになってしまうからです。そんな生き方をしていては固定された価値しか認められない人になってしまいます。自分の価値以外認められない偏狭な人になってしまいます。それはとても損な生き方です。
もっと世界に目を向けましょう。新しい価値に出会うために。その過程で自分の中に眠る価値に気づくために。
大事なのは考え方の柔軟性
嫉妬深い人は考え方の柔軟性が低下しています。低下しているから世の中には自分が執着しているものより素晴らしいものがあることに気づけなくなっているのです。自分が執着しているものより素晴らしいものを見つけるためにも柔軟な考え方を身につけましょう。
お勧めなのは本を読むことです。
本にはたくさんの柔軟な考え方が記述されています。哲学書や心理学書などの難しい本である必要はありません。小説でも柔軟な考え方を身につけることはできます。小説の登場人物が状況によってどう考え、どう行動するか?それを注意して読んでいるだけでも柔軟な考え方を身につけることができます。
本だけではなく音楽を聴くことも柔軟な考え方を身につける助けになります。音楽を聴きながら、その音楽に合ったシーンを思い浮かべたりするだけでも考え方の柔軟性を高めることができます。
嫉妬という感情に支配されないためにも柔軟な考え方を身につけましょう。