まぶたピクピクの原因と5つの改善方法
まぶたのピクピクに悩まされる現代人
パソコンやテレビ、ゲーム、読書、勉強、資格試験など、目を酷使することが多い現代人。パソコンに向かいながらの目のピクつきは、誰でも一度や二度は経験したことがあるはずです。疲れた目を放っておくと、症状が回復しにくくなり、いわゆる「眼精疲労」になってしまいます。
まぶたがぴくぴくする原因
目が疲れ、血流障害が起きている
「毛様体筋」と呼ばれる目の焦点を合わせる筋肉と、「外眼筋」と呼ばれる目の位置を合わせる筋肉が疲労すると、血管が圧迫されるだけでなく、血行が悪くなってしまいます。その結果、血液中を通る酸素や栄養素が不足したり、溜まった疲労物質を排泄できなくなったりして、筋肉にコリが発生します。そのコリが、まぶたを動かす筋肉へと伝わり、けいれんが起こるようになるのです。
ストレス
ストレスが目にたまることにより、有害な物質が作られていきます。その有害な物質を分解するために、タンパク質をつかってしまいます。本来そのタンパク質は、目やまぶたのために使われるはずだったのですが、使えなくなってしまったので、タンパク質の不足により痙攣をおこしてしまうのです。
ビタミン不足
ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEの4種類が不足すると、痙攣しやすくなってしまいます。
ピクピクの主な原因は、眼瞼ミオキミア
疲れたときなど、まぶたの一部がピクピクと動く症状です。眼瞼ミオキミアの原因については、全てが解明されているわけではありませんが、目の周りの眼輪筋が疲労して筋肉内の代謝に乱れが生じ、勝手に収縮を繰り返すものと考えられています。また、筋肉のむくみや凝りなどが抹消神経を圧迫して、神経を走る情報に乱れが生じている可能性も指摘されています。
眼瞼ミオキミアは肉体的な疲労だけではなく、精神的なストレスでも起こりやすく、コーヒーを飲んでも症状が強く出る場合があります。聞きなれない病名ですが、眼瞼けいれんと違って、通常は数日~数週間で自然におさまります。
VDT症候群
VDT症候群は、現代病の一種で、症状としてまぶたの痙攣を伴う場合があります。VDTとは、パソコンのディスプレイやその周りの端末、環境のことを指す「Visual Display Terminals」の略語。VDT作業(PCを使った業務)に従事している方が増えている現代では、ディスプレイを見続けることによる健康被害が深刻化しています。
対策としては通常の眼精疲労への処置と変わりませんが、VDT症候群に心当たりがある場合は、目だけではなく首や肩のこり、頭痛やストレスにも注意が必要。悪化してしまった場合、精神病を患ってしまうこともあるそうなので、VDT作業に従事している方は、姿勢などを意識して仕事をするようにしましょう。
眼瞼痙攣の可能性
眼瞼けいれんとは、目の周りの筋肉がけいれんして、目があけにくくなり、まばたきがうまくできなくなる病気です。脳内の運動を抑制するシステムが機能障害を起こすことによって生じると考えられています。
眼瞼けいれんの初期症状としては、まぶたの不快感、まぶしく感じる、まばたきが多くなる、などがあります。症状が進行すると、まぶたが頻繁にけいれんし、目をうまく開けていられないため、人や物にぶつかるなど、生活に支障が出るようになります。さらに進行すると自分の意思ではまぶたをあけることができなくなり、視力には問題ないのに機能的に盲目状態になります。 症状の進行は早くありませんが、何もしないでいて、自然に症状が軽くなることはほとんどありません。精神的な緊張の影響を受けることも多く、普段は重い症状があるのに、診察室では症状が出ないという例も見られます。 また、症状は通常、両目に起こりますが、左右差があることも少なくありません。
50歳~70歳代の中高齢者に発症することが多い病気です。
片側顔面けいれんの可能性
片側顔面けいれんは、通常、片側の顔面筋が自分は意図していないのにけいれんし続けてしまう病気です。発症の原因としては、顔面神経が脳幹から出る部分で、血管によって圧迫されるために起こることが多いと考えられています。
はじめの症状は、左右どちらかの上まぶたか下まぶたのけいれんに始まり、進行すると、同じ側の目の周りの他の筋肉や口の周りの筋肉もけいれんするようになります。
重症になると、けいれんが持続するようになってしまいます。
症状は眠っている最中でも治まりません。
まぶたのぴくぴくを改善する方法
目の運動をする
1、目をギュッと閉じて、パッと開ける。
2、頭を動かさずに、黒目を片側に動かす。同じように反対側に黒目を動かす。
3、黒目を上に動かす。次に黒目を下に動かす。
4、以上の流れを三回繰り返す。
5、三回繰り返したあと、両手の中指で頭頂部の中心を20秒間押し続ける。
↓こちらのストレレッチもお試しください。
温めたタオルを目の上に乗せて、血行を良くする
50度前後に温めた蒸しタオルでホットパックをし、さらに冷やしたタオルで引き締めると血液の循環が促されます。
サプリメントを摂る
ブルーベリーなどの、目にいい健康食品や、ビタミンを取って、目の栄養を補給しましょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠は最低6~7時間はとりましょう。
ぐっすり眠る方法
・体を温める
身体が冷えているということは、血のめぐりが悪いということです。人間の身体は、眠りにつく前は血流を良くして体温を上げましょう。
・半身浴する
半身浴は、通常の入浴法とは違い、体への負担をおさえながらも、血流を良くする入浴法です。「血流が良くなる」ということは体の代謝を高めるし、冷え性も緩和できます。
・カフェインを取らない
カフェインはもちろん脳を覚醒させる作用もありますが、アデノシンと呼ばれる睡眠物質を抑制させる作用がある事が解明されています。アデノシンは睡眠物質ですので、カフェインがアデノシンの働きを低下させてしまいますので、結果夜眠れないようになります。
・部屋の温度
眠り始めの部屋の温度は18~22度が適温です。
・質の良いパジャマを着る
「快適さのキーワードに『動』『温』『触』があります。自由に寝返りが打てて、寝ている間に着乱れしないもの。夏は熱を逃がして、冬は寒さを感じない素材のもの。そんなパジャマを使用しましょう。
お勧めパジャマ!
ストレスを溜めすぎない
ストレスを溜めすぎないように運動や趣味でストレスを上手に発散しましょう。
散歩は手軽にできる運動なのでお勧めです。