「むくみ」の原因となる水の飲み方
「むくみ」の原因となる水の飲み方
一度に大量に飲む
飲んだ水分は、主に大腸から血液中に吸収されます。水分を摂り過ぎてしまうと、血液中にたくさん水分が吸収され、余った状態になります。すると、血管から水分が外に出ていきやすくなるため、むくみが起こります。
血液外の水分は血液中の水分が減少すると補充し、過剰になると血液中から水分を吸収するという水分の貯水タンクのような働きをしています。
この蓄えられる水分量が多くなると、むくみの原因となる訳です。
人間の腎臓が持つ最大の利尿速度は毎分16mlであるため、これを超える速度で水分を摂取すると体内の水分過剰で細胞が膨化し、低ナトリウム血症を引き起こす水中毒に陥る可能性があります。
下痢などで激しい脱水症状を起こした際にスポーツドリンクを大量に与えると、特に乳幼児は、水中毒に陥ることがあります。これは病的脱水時の水補給には一般的なスポーツドリンクではナトリウム濃度が低すぎることから、低ナトリウム血症になることが原因である。病的な脱水時には経口補水液を用いるべきです。
冷蔵庫でキンキンに冷えた水を飲む
冷たいドリンクをやたら飲むと、カラダが冷えてかえってむくむことがあります。
冷たい水を一気に飲むと、その刺激で血管が収縮します。そのため胃や腸の働きが鈍って、体調を崩してしまいます。
食前・食事中・食後に大量の水を飲む
食前だけでなくこまめに摂りましょう。すると、体内のミネラルの濃度が保たれむくみません。
食事中は胃が活発に働いているため水分の吸収率がぐんと高まっています。
ここで大量の水分を摂ってしまうと、むくみの原因になります。
食後もまだ胃の中に残った食べ物を消化するため活発に胃が動いています。この時は水分を吸収しやすい状態にあり、これは体が水分をため込み易くなっている状態とも言えます。つまりこの時に沢山の水を飲むと当然むくみの原因になります。
寝る前の水のガブ飲み
就寝中は腎機能が低下しているため上手く水分を体外へ排出できません。なので寝る直前に水を飲むと翌朝むくむ原因になるため要注意。そのため寝る直前ではなく寝る30分前に水分摂取を終わらせておきましょう。