骨盤のゆがみは全身に悪影響を及ぼす!骨盤がゆがむNG習慣とは?脚を組むのはNG習慣です!
骨盤のゆがみを放っておくとどうなるか?
●こりや痛みが生じる
骨盤は身体の土台です。土台ある骨盤のゆがむと背骨も歪みます。すると身体のバランスを悪くし、左右が不均衡となり筋肉や腱にひずみが生じます。このひずみが悪化するとこりや痛みが生じてきます。
●冷え、むくみ、内臓障害などになるリスクが高くなる
頭部から脊柱、骨盤にかけては脳脊髄液が循環しています。そのため骨盤が歪むと脳脊髄液の循環を悪くなり、自律神経の働きにも悪くなり、血流やリンパ液の流れも悪くなります。それらが悪化すると冷えやむくみ、内臓障害などになるリスクが高まります。
●基礎代謝が落ち、太りやすくなる。便秘にもなりやすくなる。
骨盤の歪みは内臓を下方に押し下げ、大腸を腸骨に付着していきますので便秘にもなりやすくなります。さらに骨盤の歪みによって下方に押し下げられた内臓によって下腹部が圧迫されることで下肢への血流やリンパ液の流れも悪くなり基礎代謝も低下し太りやすい体質となります。
●骨盤のゆがみの主な症状
腰痛、股関節痛、背中痛、肩こり、首こり、偏頭痛、反り腰、猫背、便秘、視力低下、めまい、吐き気
自律神経の不調、冷え症、むくみ、肥満、生理不順、不定愁訴
骨盤をゆがめる習慣
1、いつも同じ肩で重いものを持つ(片方に重心をかける)
重いバッグをいつも同じ肩にかけていると骨盤が歪みやすくなります。
行きに右側で荷物をもったら、帰りは左で荷物を持つという工夫をしてみましょう。
2、脚を組むのが癖になっている!
ついつい脚を組んでしまう人がいます。その中には脚を組んでいるほうが楽という人がいます。
脚を組んで座るほうが楽という人は骨盤が歪んでいる可能性がありますので注意が必要です。
3、悪い姿勢のまま長時間いる!
・片脚に重心を寄せる休みの姿勢をとり続けること。
・机に肘をついて座り続けること。
・背もたれにもたれかかり続けること。
・猫背
どの姿勢も骨盤の歪みの原因となりやすくなります。
悪い姿勢は骨盤が歪みやすくなる。
そう覚えておいてください。
右利きの方は右手1本を酷使することが多い。片方の手や足を過剰に酷使するような肉体の使い方は歪みの原因となることがあります。
4、いつも横向きやうつぶせで寝る!
左右どちらかに向いて寝る「横向き寝」タイプが骨盤に負担となります。
横を向いた時に下になっている方の骨盤に体重がかかるためです。仰向けにまっすぐに寝るのが負担の軽い眠り方です。
仰向けよりもうつぶせや横向きで寝るほうが楽に感じる人は、骨盤がすでにゆがんでいる可能性があります。
5、ハイヒールを履く機会が多い
ハイヒールを履くと、体が前に倒れるので、骨盤も前に傾きます。しかし、その傾きを正常に戻そうとする力が働くため、腰に負担がかかります。負担がかかるほどに骨盤が歪むリスクが高くなります。
骨盤の歪みチェック
足踏みテスト
①印のある床や、テープを貼るなどして床に印をつけ、その印を中心に立ちます
②目を閉じて、腕を大きく振り、太ももも高く上げ、その場で50回足踏みをします
③印より、1m以上動いてしまっていたら、骨盤にゆがみがあります
〈進んだ方向で分かる骨盤の歪み方〉
・右に進んだ……右肩が下がっており、右側にずれている
・左へ進んだ……左肩が下がっており、左肩にずれている
・前に進んだ……猫背。前側にずれている
・後ろに進んだ……猫背。後ろ側にずれている
日常生活で骨盤の歪みチェック
一つでも当てはまる方は、骨盤が歪んでいる可能性があります。
・片方の靴ばかりすり減る
・何もないところでつまずく
・座るときに、脚を組む癖がある
・仰向けに寝ると左右の足の開きが違う
・O脚またはX脚である
・立つときに、壁によりかかったり、片方の足に重心を置いたりしている
・歩いているとスカートが回ってしまう
骨盤の歪みの予防・改善するエクササイズ
1、スクワット
●用意するもの
タオル
●このエクササイズのやり方
1、両脚を腰幅に開く。
2、丸めたタオルを両膝に挟む。
3、両手を胸の前にクロスさせる。
4、以上の状態で腰を下ろす。その状態を5秒キープしたあと、ゆっくりと腰を上げる。
5、腰を下ろす、上げる作業を20回繰り返す。
2、寝たままできる骨盤矯正ヨガ
今流行りのヨガを取り入れた骨盤の歪み解消法です。
寝たままの状態でできるストレッチなので誰にでも簡単にできます。