オリヴィア、自分の脇からスパイシーな香り(ワキガ)がすることに気づいていたw『あそびあそばせ』
バナナ文章・・・学校のスキャンダルの数々が書かれた本のこと
この本は生徒会室に保管されていた。
それを華子たちは盗んできたのだ。
そして3人はその本を見た。
と、女子高生のおしっこかもしれないと思って、ドアの向こうから流れてきた水を舐めた教師は病院に担ぎ込まれた・・・その原因はあそ研・・・と書かれたページがあった。
青酸カリって。コナンくんいるし。
華子はこのページを読んだあと思い出す。そういえば国語の先生、あの後2週間くらい姿を見なかったような気がする。
将棋部の部長が靴飛ばしで複雑骨折したことが書かれたページもあった。
なぜか完全復活し、遊研に復讐まで105日という予言が書かれていた。
この文章を書いたのは預言者か?
別のページには華子のせいで火事になったカフェのことも書かれていた。
そのページを読んだ華子は青ざめる。自分の悪事の数々が書かれていることに愕然とする。
華子は犯罪の証拠隠滅するためにバナナ文章を燃やそうとするが、オリヴィアと香純がとめる。もう少し読んでみようと言って。
さらにバナナ文章を読み進める3人。
そして3人は衝撃のページを見つけてしまう。
そこにはこう書かれていた。
そう書かれていたのだ。
その文章を読んだオリヴィアは叫んだ。
オリヴィア「誰だ?私を売ったのは?」
華子「売ってない売ってない」
華子は否定する。
オリヴィア「嘘だ。最近そうかなって気にしてたけど誰にも言ってなかったもん」
オリヴィアも自分がワキガだってことをうすうす気づいていたらしい。
オリヴィア「華子!あなたでしょ(話を広めたのは)」
華子「違う違う!」
否定する華子。
華子は言った。自分の身の潔白を証明するために。とんでもない一言を。
華子「(オリヴィアのワキガ)それ教室にいればみんな気づくレベルだから」
教室にいればみんな『あっ、オリヴィア、ワキガだ』と気づくレベル。
華子の言葉にショックを受けるオリヴィア。
ショックを受けるオリヴィアを華子は慰める。
華子「オリヴィア。でもさ・・・大丈夫だよ。環境省が発表している臭気指数ガイドラインから考えると放置しても大丈夫なラインだから。だからぜんぜん大丈夫だよ」
香純も慰める。
香純「オリヴィアさん、私もそんなに気にしなくても大丈夫だと思います。香水とかはその臭いと混じって良い香りになるように作られてるってあちらの方々は主張してますし、そういう臭いが大好きって紳士もいますし、あと、それに、私たちは慣れました」
香純のその言葉にうなずく華子。
華子たちの慰めにオリヴィアは感動!
オリヴィアは2人を抱きしめて涙混じりの声で言った。
オリヴィア「2人とも大好き!」
感動の話ですな!
感動の話です。普通なら受け入れがたい事実を受け入れた感動の話です。皆さんも泣いてください。さあ!
きっとこのときだって華子と香純はワキガの匂いを感じているんです。でも受け入れているからオリヴィアのワキガを受け入れているから平気な顔をしているんです。オリヴィアに抱きしめられて嬉しそうな顔をしているんです。
こんな表情、普通の人にはできません。仲のよい友達じゃないとできません。親友レベルの仲でないとできません。
つまりこの3人はもう親友なのです。親友だからワキガくらいで嫌な顔しないのです。
ああ、友情ってすばらしい。すばらしいと思うでしょう。
思った方は感動してください。抱きしめあう3人を見て感動してください。泣いてください。
そしてもしワキガの友達がいたらその友達のワキガを思いっきり嗅いであげてください。
そしてこのくらいの臭い大丈夫だよって言ってあげてください。
そして友情を深めてください。
僕にはそういう友達がいないのでできませんが、できる人はぜひやってみてください。
そして華子たちのように友情を深めてください。