【怖い話】聞くと絶対後悔する夢の話。

現場帰りの車の中なのか、おつかれさんの飲み屋での会話なのか、そいつのドヤでの飲み会での話しなのかは忘れたが、「怖い話を知ってるか」で会話が盛り上がったらしい。

で、「心霊体験や不思議体験などはまったくないけれど定期的にものすごく怖い夢を見る」という「何とか」さんていう人がいて、「本当にものすごく怖い夢だ」というので夢の内容を尋ねると「聞かないほうがいい、本当に怖い夢だ。聞くと絶対後悔する」と夢の内容を教えてくれない。

で、何度もその「何とか」さんとは現場で会うし一緒に飲みに行くし、携帯の番号も交換してお互いのドヤの部屋にも飲みに行き来するという。まあ普通に仲の良い(といっても個人情報や生い立ち過去の話はそれとなくボカす)間柄だったらしい。

で、ある日その「何とか」さんから携帯に電話がかかって来て「今時間あるか?今ならお前にだけ夢の内容を話す」と言う。後ろではテレビの音やテレビとは別の人の話声がする。飲み会で怪談とかで盛り上がったから酒持って来いって言う。

いつもの事だろうと近所のスーパーで酒とつまみ買って、その「何とか」さんのドヤの部屋に行ったんだと。

「おーい居るか?」って鍵かけられない構造の部屋のドア開けると、部屋の真ん中に小さなちゃぶ台があって、その「何とか」さんが背を向けて座ってる。

「あれ?1人か?」と部屋の中に入ると、その「何とか」さんばたりと倒れて死んでたんだと。

でね、「えらいこっちゃ」と1階の管理人室に行き「○×号の「何とか」さんが死んでる」

そして警察に通報されて事情聴取っていうか半ば犯人扱いされて警察署に連れて行かれたんだと。

で、警察が言うには「正直に本当の事言わないと何日か泊まって貰う」との事で「何とか」さんは死んでから数日が経過してて死後硬直っていうか、とりあえずその恐怖におびえきった表情っていうか顔そのものがひどい状態だったらしい。

でね、「それはおかしい、俺はその死んだ「何とか」さん本人から電話をもらって部屋に行った」「それにちゃぶ台には吸いかけのタバコが灰皿で煙をだしてたし、飲みかけのグラスには氷が入ってた」

と伝えたんだけれど、

「もう1人いたはずだ。ちゃぶ台にはグラスが3つあった。お前ら死体の前で酒盛りとか正気なのか?」と相手にしてくれない。

「防犯カメラと携帯を確認してくれれば俺が今さっき「何とか」さんの部屋に行ったのはわかるはずだ」と言ったんだけれど「もう1人の名前を言うまで帰さない」とか色々ひどい事言われたらしい。

それで指紋とか唇の唇紋?とかDNAとかさんざん調べられて結局証拠不十分で釈放されたんだと。

それに「何とか」って聞いてた名前も偽名だったらしい。

「警察っていうのは話を聞いてくれないどころか話を捏造するんだ。やばいぞ」と僕に話をしてくれた。

そのおっさんが最後に言うのよ。「そんなひどい経験をしたからかな、その日からものすごく怖い夢を見るようになってさ」 と。

Posted by takahashi